商品詳細

急激に進む円安・物価高、巨額の財政赤字など、11年に及んだ日銀の異次元緩和は、日本経済を異形の姿に変えた。元日銀理事が緊急寄稿
異次元緩和の総括なしにこれからの金融政策を進めていけば、将来再び物価上昇率が低下した際に同じ道を辿る危険性がある。あるいは、物価目標2%にこだわるあまり、さらなる円安など、インフレ圧力への対処が遅れるリスクも否定できない。
本書は、異次元緩和の成果を検証するとともに、歴史に残る野心的な経済実験が生み出したものと、それが日本経済と私たち日本人にもたらす痛みと困難、そして、そこからの再生を考えるための試みである。
著者:山本 謙三(ヤマモト ケンゾウ) 発行:講談社 縦書き・ページ数:288 ISBN:9784065372241 [2024年12月23日第6刷]
☆物価の安定を図る日銀が、長期間の利下げや大量の国債を購入してきた「異次元緩和」とは何だったのか? 2024年からのデフレ脱却と金利ある世界では何が大切なのか? 元日銀理事の著者が日銀の役割とその本質を検証します。