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昭和恐慌、金輸出停止…金融危機に何度も立ち向かった財政家の不惑知命編。日銀総裁へ昇りつめ、華族にもなった是清。しかし、日本は中国侵攻に伴う軍事費の膨張から慢性的な財政赤字に陥る。是清は蔵相や首相を歴任して危機を切り抜けるも、最後は2・26事件の凶弾に斃れてしまう。金融史の専門家が、彼が断行した金融政策の功罪を精緻に再検証し、その財政家としての真価を問い直す画期的評伝!※上・下巻があります。
著者:板谷 敏彦(イタヤ トシヒコ) 発行:新潮社 縦書き・ページ数:544 ISBN:9784103556329 [2024年4月25日発行]
☆昭和初期の激動の中で金融の舵取りを担った高橋是清の後半生とは?物価や為替など経済データを踏まえ、その足跡をたどります。前半生を描いた上巻があります。