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我々が直面してるエネルギーショックは、気候変動問題への対応、コロナ禍からの復興、地政学的なエネルギー安全保障への対応、そして、企業の脱炭素経営の必要性など、様々な要素が複雑に絡み合い、これまでにない異次元の危機となっている――。
国産エネルギーの積極活用、再生可能エネルギー政策の注目点、エネルギー高騰時代のクリーンエネルギー技術、エネルギーとのセクターカップリングでのEV普及、住宅・建築分野での徹底した省エネ、日本の電力市場の設計問題、投資家・金融家視点でのエネルギー政策など、各分野の第一人者が改革のポイントを大胆に提言。
目次
第1章 ウクライナ危機の最大の教訓――エネルギー自給率の向上(橘川武郎)
第2章 再生可能エネルギー政策の三つの注目点(高村ゆかり)
第3章 エネルギー高騰時代のクリーンエネルギー技術を見極めよ(瀬川浩司)
第4章 エネルギーとのセクターカップリングでEV普及を(平沼光)
第5章 生き残りのカギは「徹底した省エネ」(田辺新一)
第6章 日本の電力市場の設計――これまでとこれから(杉本康太)
第7章 エネルギーショックに対峙する投資家の視点(黒﨑美穂)
第8章 メッセージ 日本の生き残る道(共同執筆)
編著者:橘川 武郎(キツカワ タケオ)、平沼 光(ヒラヌマ ヒカル) 発行:日経BP 日本経済新聞出版 縦書き・ページ数:264 ISBN:9784296116546 [2023年6月14日1版1刷]
☆ウクライナ危機と脱炭素が同時に訪れることによって、日本はかつてない対応を迫られている。エネルギーの出口戦略を第一人者が提言。学生・ビジネスパーソンの方に。