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人口減少社会のデザイン

人口減少社会のデザイン


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「拡大・成長」という成功体験幻想を追い続け、先送りされてきた「持続可能な社会」モデルを探る。

 「都市集中型」か、「地方分散型」か。東京一極集中・地方衰退→格差拡大→財政は改善?地方への人口分散→格差縮小・幸福感増大→財政は悪化?果たして、第3の道はあるのか。
 社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで、ジャンルを横断した研究や発言を続けてきた第一人者による10の論点と提言
 ①将来世代への借金のツケ回しを早急に解消
 ②「人生前半の社会保障」、若い世代への支援強化
 ③「多極集中」社会の実現と、「歩いて楽しめる」まちづくり
 ④「都市と農村の持続可能な相互依存」を実現する様々な再分配システムの導入
 ⑤企業行動ないし経営理念の軸足は「拡大・成長」から「持続可能性」へ
 ⑥「生命」を軸とした「ポスト情報化」分散型社会システムの構想
 ⑦21世紀「グローバル定常型社会」のフロントランナー日本としての発信
 ⑧環境・福祉・経済が調和した「持続可能な福祉社会」モデルの実現
 ⑨「福祉思想」の再構築、“鎮守の森”に近代的「個人」を融合した「倫理」の確立
 ⑩人類史「3度目の定常化」時代、新たな「地球倫理」の創発と深化

著者:広井 良典(ヒロイ ヨシノリ) 発行:東洋経済新報社  縦書き・ページ数:316 ISBN:9784492396476   [2020年12月16日第6刷]

☆借金の先送り、格差拡大、社会的孤立の進行など、厳しい現実におかれた日本。その閉塞的状況から転換するために、私達が考えていかねばならない10テーマを解説します。ヤングビジネスパーソンの方に。