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資本主義と倫理

資本主義と倫理


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分断社会をこえて

 資本主義はどのような方向に向かうのか。倫理、農業、教育等の多様な専門性を背景に、洞察に富む問いを発し、その未来を考察する。

 本書は京都大学経済研究所附属先端政策分析研究センターのシンポジウムをベースとしたものであり、発言者は多様な専門性を背景に、資本主義への洞察に富む問いを発し、検討の俎上に上げようとしている。
 第一級の研究者たちの問いを通して、現代を取り巻く日常的な風景に新たまた様相を見出せるようになるであろう。

目次

第Ⅰ部 講演
 講演1 経済の中に倫理を見出す-資本主義の新しい形と伝統芸能- 岩井克人
 講演2 社会を支える農業・農村-新潮流と変わらぬ本質- 生源寺眞一
 講演3 資本主義経済をつくる-体制転換30年を振り返る- 溝端佐登史

第Ⅱ部 討論
 話題提供 日本社会における資本主義と倫理 内田由紀子
 パネル・ディスカッション
         パネリスト 岩井克人・生源寺眞一・溝端佐登史・内田由紀子
         司会    小嶋大造

編者:京都大学経済研究所附属先端政策分析研究センター 著者:岩井 克人(イワイ カツヒト)、生源寺 眞一(ショウゲンジ シンイチ)、溝端 佐登史(ミゾバタ サトシ)、内田 由紀子(ウチダ ユキコ)、小嶋 大造(コジマ ダイゾウ) 発行:東洋経済新報社  縦書き・ページ数:210 ISBN:9784492961582   [2019年3月20日発行]

☆資本主義というシステムと深いかかわりを持つ格差や環境破壊、経済危機などの難題に直面している現在、資本主義に対する鋭い問いかけが必要とされています。研究者シンポジウムの内容を書籍化。