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資本主義の再構築

資本主義の再構築


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公正で持続可能な世界をどう実現するか

株主価値第一主義から目的・存在意義(パーパス)重視の時代へーSDGs、ESGの背後にある考え方を企業の実践活動を通して解説

〇資本主義は歴史上、最も成功した経済システムです。だが、いまやそれが、資本主義そのもの、そして世界を破壊する危機に直面しています。大規模な環境破壊、経済格差、信頼できる社会的な仕組みの崩壊という現代社会の大問題の解決のために、企業や個人はどのような役割を果たせるのか。
〇著者は、株主価値最大化のみを追求することそのものが問題を生み出していると指摘、共有価値の創造、共通の価値観に根差した目的・存在意義(パーパス)主導によるマネジメント、会計・金融・投資の仕組みの変革、個々の企業の枠を越えた業界横断的な自主規制、政府や国との協力が必要不可欠であることを説き、こうした行動には企業に利益をもたらす経済合理性があることを明らかにします。また、政府と市場は互いを必要とし、企業は民主的で自由な社会を支える包摂的な仕組みを強化するために積極的な役割を果たすべきだと提唱します。
〇15年にわたり強い危機感をもって問題解決に取り組んできた著者が、資本主義を創り直すための体系的な枠組みを提示します。


著者:レベッカ・ヘンダーソン 訳者:高遠 裕子(タカトオ ユウ) 発行:日経BP 日本経済新聞出版本部

☆資本主義再構築のカギとして、株主よりも大切なのものは企業の目的・存在する意義であると提唱。企業の社会的役割を重要視する著者。起業家・ビジネスパーソンの方におすすめします。