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労働価値説から限界革命、行動論から制度の経済学まで、あらゆる学説をモデルと捉え、経済学とは何かを明解に説いた新たな社会科学方法論!
本書の著者、ダニ・ロドリックは世界的に話題になった『グローバリゼーション・パラドクス』をはじめ、正統派経済学を批判してきた急先鋒だ。その彼が経済学の可能性を論じたのが本書である。
執筆の背景には、経済学と言えば、市場・効率・利己的行動しか思いつかない平板な世論がある。たしかに経済学者はリーマンショックを予測できなかったかもしれないが、経済学には危機やバブルを解明し克服する学説も無数にある。いまこそこの学問の裾野の広さを学ぶべきときなのだ。
著者:ダニ・ロドリック 訳者:柴山 桂太(シバヤマ ケイタ)、大川 良文(オオカワ ヨシフミ) 発行:白水社
☆数式が登場しない経済学入門書。「経済学とは何ぞや」「学び直したいが最初に読む本がわからない」とお悩みの方におすすめします。