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ミンスキーと〈不安定性〉の経済学

ミンスキーと〈不安定性〉の経済学


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MMTの源流へ

先の金融危機(2007年)で囁かれた「ミンスキー・モーメント」とは何か?「安定性が不安定性を生み出す」ミンスキー理論の全貌

MMT(現代貨幣理論)が現代経済学のパラダイム・シフトを推し進める状況下、その鍵を握る重要人物としてハイマン・ミンスキーへの注目がかつてないほど高まっている。
 ミンスキーと言えば、これまで「金融不安定性仮説」を中心に理解されてきた。先の金融危機でも「ミンスキー・モーメント」ないし「ミンスキー・クライシス」という言葉が金融関係者の間で囁かれた。
 ミンスキー自身、金融的ケインジアンと呼ばれることを好んだものの、それは壮大なミンスキー理論の一端にすぎない。
 本書では、ミンスキーを「不均衡」「不安定性」という観点から読み解く。
 とりわけ「安定性が不安定性を生み出す(Stability is destabilizing)」という彼自身が残した印象的な言葉を繰り返し省みる。これにより、「均衡」をベースに構築された正統派経済学に対する「異端派」としてのミンスキーの立ち位置が鮮やかに浮かび上がる。
 さらに、従来、全く見落とされてきた「最後の雇い手」という、貧困と失業に対するミンスキーのアプローチを本書ではしっかりと位置付けている。ミンスキーの弟子かつMMTの旗手がその源流に向かった最良の入門書!

著者:L・ランダル・レイ 監訳者:横川 太郎(ヨコカワ タロウ) 訳者:鈴木 正徳(スズキ マサノリ) 発行:白水社 縦書き・ページ数:304 ISBN:9784560098318   [2021年4月10日第発行]

☆ミンスキー理論をその御弟子さん(著者)が読み解いた解説・入門書です。インフレと格差が進行する主要国経済の現状を鑑みると、ミンスキーの該博さに気づきます。金融関連のビジネスパーソンの方に。