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◇ 過去最高の水準を更新するも「地方が稼げていない」現実
2024年、訪日外国人の人数は3686万人、観光消費額は8兆円を突破。
インバウンドの高まりは過去最高記録を更新しました。
折からの円安で日本人による国内旅行ニーズも過熱しており、「観光」は日本で数少ない成長産業へと進化を遂げています。
でも、果たしてこの国は本当に観光で稼げているのか。
観光業が今後の日本を支える基幹産業委として発展していくための下地やサポートの仕組みは行き届いているのか。
こうしたことを冷静に分析すると、まだまだ問題山積な現状があります。
特に地方においてこの傾向は顕著。
地域に魅力があっても情報発信ができていないため、観光客に「見つけられない」。
日本の地方や田舎に興味を持つ人は世界中にいるのに、二次交通が脆弱すぎて地方まで観光客が「来てくれない」。
地域の魅力を理解する体験コンテンツがない。
観光にまつわる補助金の使い道や制度そのものが実態に即しておらず、せっかくの補助金や助成金が活きた形で「使われない」――。
さまざまなキャリアを積み、現在も富山県、山梨県富士吉田市、三重県伊勢市をはじめ8自治体と一緒に観光の現場に日々立ち、生粋のマーケターである著者には、日本の観光業界にまつわる課題点がハッキリと目に映っています。
このままでは、もったいない。
何が問題か知り、解決への具体的な施策を打っていくことが必要。
そんな思いから執筆に至ったのが本書です。
著者:永谷 亜矢子(ナガタニ アヤコ) 発行:扶桑社 縦書き・ページ数:216 ISBN:9784594098773 [2025年3月1日初版第1刷]
☆稼げる観光経済圏とは。現場主義の著者が実践的思考とノウハウを指南。観光従事者はもちろん、マーケティングを必要とするすべての方に。