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動画で手ほどき やさしい茶道のきほん

動画で手ほどき やさしい茶道のきほん


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「美しい作法」と「茶の湯」の楽しみ方

★ 動画で「イロハ」からわかりやすい
 * お茶会にお呼ばれしたら
 * 茶室での振る舞いや所作
 * お茶席での会話
★ もっと広がる興味と知識
 * 茶事と道具のいろいろ
 * 和菓子との深い関係
 * 自宅で楽しむお点前
★ 間違えないことよりも、心をこめること。
★ 形式よりも、自分らしくもてなし、愉しむこと。

◆◇◆ 茶の湯について ◆◇◆

 今からおよそ1300年前に中国から伝わった茶ですが、それから約400年後に栄西禅師により佐賀県の背振山に茶の樹が植えられ、抹茶法が伝えられたころから、一般に飲まれるようになったといわれています。
 抹茶法とは、茶碗に直接茶の粉を入れ、これに湯を注いでかき混ぜて飲む方法で、今の薄茶に近い飲み方と思われます。その後、幾多の茶人の手を経て、千利休によってわび茶が大成されました。
 茶の湯は「一服の茶を飲む」ことを目的としながらそこには日本の美、日本人の心に出会うことができます。それはまるで美の玉手箱です。
 まず、目にするのは「自然の美」でしょう。茶室という小さな空間の中で、一輪の花の命の輝きにふれながら、お茶をいただきます。
 そして「道具の美」です。茶碗、茶杓、釜…。茶の湯に使われる道具は時代を映し、様々な茶人の手を経て伝えられてきました。陶工からのメッセージが伝えられ、心がひとつになる充実感がもたらされます。
 「室礼の美」にも感動します。光と陰の美しさも見逃せません。光を遮った空間でいただくお茶は、心に落ち着きをもたらしてくれます。
 まだあります。茶を点てる「所作の美」です。ひとつひとつの動作には美しい型があり、その動作がおいしい茶を点てるにつながるのです。
 最後に美の玉手箱で見つけたのは「亭主と客でつくる美」です。
 一服のお茶を通して、美を分かち合い、美をつくっていく。それが「茶の湯」です。

監修者:太田 達(オオタトオル) 発行:メイツ出版  縦書き・ページ数:128 ISBN:9784780426779   [2022年9月20日第1版第1刷]

☆茶道の基本を学べる、中学生程度からのビギナー向けテキスト。動画(QRコード)で所作もわかりやすくなっています。