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大統領選で熱狂する群衆。SNSで炎上に加担するネット民。商品やサービスのブームに乗っかる消費者たち… 。
情報に踊らされ、狂喜乱舞する人々。このときに彼ら彼女らを衝き動かしているものは何なのか?それこそが「認知バイアス」である。
人は「事実」で動くのではない。バイアス、すなわち「思い込み」によって衝き動かされる。この世の中は、「バイアスによって衝き動かされた人類」でできている。
だからこそ、自分が思い込みに踊らされないために、「思い込みに踊らされる他人」を理解するために、認知バイアスの知見が欠かせない。
そして、「情報社会」となった今、この傾向はますます強まり、情報に踊らされる人が増えている。
昔に比べると誰でも情報にアクセスできるようになった。今の時代、最先端の情報を得ることだけでは強みにならない。
では、この情報過多の時代には、何が人と人の差をつけるのか?それが「溢れかえった情報に踊らされず、正しく客観的に見る力」だ。今の時代に認知バイアスを知らないことは、ことのほかヤバいことなのだ。
しかし、認知バイアスはこれまでなかなか体系化されてこなかった。理論を一つ一つ丸暗記するしかなく、「本質」がつかめなかった。
そこで本書では、「確証バイアス」「選択的注意」「心理的リアクタンス」から、「同調バイアス」「知識の呪縛」「生存者バイアス」「感情移入ギャップ」まで、「主要理論」を体系化するという、今までにない切り口から認知バイアスの世界を案内する。
著者:栗山 直子(クリヤマ ナオコ) 発行:SBクリエイティブ 縦書き・ページ数:320 ISBN:9784815626846 [2025年3月27日初版第1刷]
☆認知バイアスを知らない者が「カモ」になる時代。情報の洪水のなかで、思い込みに踊らされることのないように「認知バイアス」のキホンを指南。