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世界最古の国際競売会社サザビーズでディレクターを務める著者が、長年の経験をもとに作品の様式からオークションの裏側まで、様々なトピックを解説。美術作品の“真”の価値を見分ける７８のトピック集。
美術作品を見たときにこのような疑問を抱いたことはありませんか？
「この作品はいくらだろう？」「あと五年か十年たつと、どのぐらいの価値になるだろう？」「うちの壁にかかっているのを見たら、みんなは私のことをどう思うだろう？」
美術市場で35年以上にわたって仕事をしてきたフィリップ・フックが、誰もが気になる（けれど大っぴらには聞けない）「美」と「お金」に関する疑問をわかりやすく解説してくれます。
本書は「アーティストと彼らの秘密」「主題と様式」「ウォールパワー」「来歴」「市場模様」という5つのパートで構成されており、それぞれのセクションで、買い手が美術品に対して最終的に支払う金額の決め手となる要因を、著者の主観的な視点で分析しています。
「ときに滑稽で、ときに暴露的で、またときに刺激的で、さらには素晴らしくもあれば不条理」な美術の世界。
その裏側に潜む「美」と「お金」についての物語を楽しんでください。
著者：フィリップ・フック 訳者：中山 ゆかり（ナカヤマ ユカリ） 発行：フィルムアート社 縦書き・ページ数：472 ISBN：9784845916320 ［2020年6月10日第3刷］
☆美術作品を見て、「この絵、（値段）いくらかな？」と思わず、つぶやいてしまう貴方に。