今月のおすすめ本
自由の命運 (上)
(著者:ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン 訳者:櫻井 祐子 発行:早川書房 ISBN:9784152099105)
国家、社会、そして狭い回廊
自由の命運を握る「狭い回廊」とは?ノーベル経済学賞の歴代受賞者が称賛する必読の書。
ポピュリズムの伸張や専制国家の台頭により、世界各地で脅かされている「自由」。この権利を勝ち取り、経済的な繁栄を成し遂げた国々が、人類史上まれなのはなぜか?繁栄の前提条件となる個人の自由と安全は、強力な国家=「リヴァイアサン」なしにはあり得ない。しかし国家が強くなりすぎれば「専横のリヴァイアサン」(独裁国家)が生まれ、逆に弱すぎれば「不在のリヴァイアサン」(無政府状態)に堕してしまう。専横と不在のふたつのリヴァイアサンに挟まれた「狭い回廊」に入り、国家と社会のせめぎ合いをへて「足枷のリヴァイアサン」を生み出した国だけが、自由と繁栄を維持できるのだ。では、その道筋とは?内戦下のシリアから、古代ギリシア、建国期のアメリカ合衆国、現代中国まで、古今東西の豊富な歴史研究をもとに、ますます貴重になりつつある自由を保ち、「狭い回廊」内に留まる方策を論じる。
☆2024年ノーベル経済学賞を受賞した経済学者アセモグルと政治学者ロビンソンによる経済と国家統制の関係性を追究した名著。世の中を憂う前に。※他に下巻があります。
【流泉為琴】文化・芸術 おすすめ本
今さら他人に聞けない書道の疑問100
(編者:『墨』編集部 発行:芸術新聞社 ISBN:9784875867036)
書にまつわる「?」に一発回答!
「いい筆の見分け方は?」「墨の上手な磨り方は?」
学べば学ぶほど、逆に素朴な質問はしにくくなるもの。
用具、学び方、創作、作品の扱い方などについてのモヤモヤを、この1冊でスッキリ解決!※墨ハンドブック「疑問100」シリーズ
第1章 用具に関する疑問
第2章 書の学び方に関する疑問
第3章 臨書に関する疑問
第4章 創作に関する疑問
第5章 作品の取り扱いについての疑問
第6章 書に関するさまざまな疑問
☆入門者向けテキストとしてはもちろん、中・上級者の方には基本の確認やブラッシュアップの手がかりとしてお使いいただけます。
起業
これから起業を検討されている方やスタートアップを志す方に。
温故知新
歴史を糧とする新たな知見。多士の足跡も辿ります。
経世済民
好評カテゴリー「今、経済は」をはじめ、経済全般のじっくりと読みたい本や話題本を集めました。
京都・寺町に多士済済はあります
古くからの伝統を守りつつも、新しい芸術文化やビジネスが次々と生まれ出る京都。
中でも落ち着いた雰囲気のある寺町通りの一角に経済・ビジネス書専門店「多士済済」はあります。
起業・キャリアアップを志す学生・ビジネスパーソン、資産形成を検討されている多くの方々の一助となることを願い、
経済・ビジネス書専門店「多士済済」では、独自の観点でセレクトした数々の新刊本をご紹介いたします。
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